FTR5410レピータ互換のID回路で
温度をモールスで出そう

 
   
 

●前回のID回路でうまくいって気を良くしたので図に乗ってレピータの内部温度をモールスでIDの後に数字で送信しようかともくろみました
前回使ったATtiny26Lはなかなか小型で重宝で¥は安価だったのですが、秋月にはもう売っていませんしかたなしで今回はATMEGA88Pを使う事にしました、しかしこの石はまだ秋月のライターでは未対応です、今更STK500も無いのでエルムさんのライターを使う事にしました(当然つくらにゃならんのですが、、、)
構成のアウトラインはこうです
リニアテクノロジのLM61で温度を測る、これは1度あたり10mVのリニアで出ます、しかし0度で+600mVのオフセットがあります(だから便利)、MEGA88PのADコンバータは10ビットですリファレンス電圧が5..12Vであれば5.12/1024=5mVとなり0.5度の分解能でデジタル変換できます、しかし電源は5Vです、そこで5/5.12=0.9765ですのでLM61温度センサーの出力を0.9765に分圧してADコンに入れます、そうすれば0.5度の精度で読める計算になります、問題はマイナスの温度ですソフト上はあんまり使いたくないのが本音です、内部で計算するのでバグの元になる、単純に温度がマイナスの時は定数からLM61の数値を減産して温度を出し、数字の前にマイナス表示(モールスのM)をつける事にしました(簡単が一番)
LM61の代わりにVRで電圧を変えてシュミレートしましたがどうも不安定な温度があります、おそらくBASCOMのバグらしき???
あやしい場所はソフトで数字を強制代入する事で逃げました、問題は温度上昇でのAVRの暴走です、レピータの送信回路も制御権を持ちますからちょっと怖い、一応ウオッチドックタイマを設定してタイマー割り込みかけますWDTがアウトになる前に割り込みで定期的にWDTをクリアします、暴走するとタイマ割り込みがかからなくなるのでWDTがタイムアウトになりリセットがかかるという予定です

 
     
  ブレボーに仮組みして難航しています、バグ取りにしかたなく液晶をつけて数字を確認しながらの作業です      
                 
 

ID基板のその後、何とか作って動作しています、思った以上に安定です(不思議です!)
タイマ割り込みはタイマー1で4秒前後で割り込みをかけています、余り短いとIDのモールスが濁るようです
基板はアナログとデジタルのグランドをまったく分けました、薄い銅版で引いてインピーを下げています
しばらく様子見です。
2009/05/26

     
                 
 

2009/06/13
JR0WG ID その後、、、結構良好に動いているようです、CPUの暴走対策にDTMFで電源遮断の回路も入れましたがどうやら出番がないようです、ATMEGA88は内部に512バイトのEEPROMを内臓しています、今は使っていませんが夏に向かって電界を測って記録しようかと考えています、収納箱の外に5センチ程度のアンテナを出してこの電位を記録します、毎分ごとに測定し前回の値と違う場合はEEPROMに書き込みますEEPROM をリングバッファのようにして使い続けます、停電があった場合に以後の記録は中止します、後で取り出して調べれば変化した電界の様子がわかります、雷遮断の基礎データが得られそうです、落雷でATMEGAが飛んだら元もパーですから入力端子には簡単なアレスタとツエナーで保護は必要です、電界は変化した場合のみ固定アンテナで捉える事が可能ですからうまくいく可能性はあります、(思っているダけかもしれませんが、、、)

今回の回路 とソフト