数年前になりますがPIC用にCコンパイラを¥が安価なWIZ-Cを購入しました、しかし買ってはみたものの、その資料の無さ!!(どこにも情報が無い)に負けてしばらくお蔵入りをしていました、これは使って見ると便利な感じなんですがなにしろ訳のわからんエラーが結構と出ます、動作する以前に安定性はいまひとつのようです、しばらくホッタラかしにしていたのですが、バージョンアップで価格下落との知らせで今回スタンダード版からプロバージョンにしました、しかし新規に買っても私が購入したスタンダードバージョンより今のプロバージョンの方がかなり安いって、今までのユーザーも総ナメにされたもんだと思っています。まあグチってもしょうが無い、現行のバージョンをインストしてみました、、、ビックリしたのは不可解なバグはバージョンアップなしのようです(おい真面目にソフト組めよ((私は組めませんが!))とか言いたくなります、しかし総額では結構な投資額になります、ゴミにしてもしょうが無いので苦手な英語のマニュアルを翻訳WEBを頼りに試行錯誤をしてみました、これはそのメモです(間違っている可能性はあります が、、!、、、、)

 
1.WIZ-Cをアプリケーションデザイナなしで動かすには    
慣れれば超便利なアプリケーションデザイナですが他のPICのCで書いたものを移植したいときは結構邪魔になります、ユーザーCと呼ばれるユーザーが記述できるソフトのみで処理しても結構なものは出来ますがポートの指定も自由にならない場合もあります、回路から作るとなるとやはり自由度は束縛されます、そこでアプリデザイナを外して使う方法を簡単に説明します。  
  最初にプロジュクトメニューからNewを選びます  
 

New Projectダイアログが出ます、 使用するチップを選択します
選択したら NEXT で次に

 
  クロックの周波数を選びます NEXT で次に  
  使用するPICデバイスのコンフィギアヒューズの設定をします
セットコンフィギアヒューズをクリックすると下のような設定画面 が出ます
 

デフォルトでOKですがウオッチドックタイマのプリスケーラ はタイマー0と共有のチップもあります、私は普段はWDTは あまり使いませんので デセーブルにしています
FOSC(発振器)は内部RCと外部のクリスタルやセラロックを 使う時は設定に注意が必要です

(OK)で次に進みます

 
 

ここでアプリケーションデザイナを使うかそうでないかの 設定をします、デフォルトではアプリデザイナを使う設定ですので チェックを外します
(NEXT)で次に進みます

  ここで今まで設定した事項をプロジュクトファイルに保存します、 新しいプロジュクト名を入力して保存します  
  File-->Newで空のファイルを作ります  
 

 File-->Save As を選択します

 
  ファイルの名前を入力します、先ほど作った空のファイルの 属性の指定も出来ます、インクルファイルやヘッダーファイルとして 保存する事も出来ます。
デフォルトではCのソースファイルとしての保存となります
 
 

先に作ったファイルをプロジェクトに追加します
Project-->Add/Insert to
...を選択します

 
  ファイルオープンダイアログが現れますので先ほどのCソースファイルを
指定して (開く)をクリックします
 
  プロジェクトファイルダイアログが出ますのでOKをクリックします
これで先ほどのファイルがプロジュクトに追加されました
この後Cのソースを書きます
 
   
気づいたWIZ Cのわからんエラーについて  

なんらかの操作の終了やWIZ-Cのブートの途中でWindowsからのエラーダアログが出てそれ以上進まない事が多々あります
インストされたデレクトリに設定のファイルがありますのでそれを消去すれば直るかもとか言うヒントをどこかで見たのでやってみましたが結果は変わらずでした、クイックタイムが入っていると非常に高い割合でフリーズするようです(これは私の環境だけかもしれませんが、、)削除したら結構改善されました、それとMO等の外部記憶メデアに1回でもプロジュクトを書き込むとWIZ-Cはどこかに(おそらくレジストリではないかと思います)アクセスしたドライブ情報を保持しているようです、その後MOなどのメデアを挿入した形でないとブートフリーズします。
以前良くこの状況が頻発して困り、Ver14からVer15にアップしました、しかし結果は同じでした、作業デレクトリを消去してもドライブアクセスエラーで止まります、、、、困ったモンですがWIZ-Cってこの世界では結構マイナーな存在です、WEB検索しても参考になる記事はほとんどありません
バージョンアップして良かったとおもったのは付属のラーニイングマニュアルでした、私は2008/4Verですが以前のやつより格段にわかり易くなっている感じをうけました(でも全部英語です)、内容の記述はほとんどがPICのハードがらみですので翻訳ソフトはまったく歯が立たないようです、注意して見ていけば何とか雰囲気は判りそうです(おーなんで英語もっと勉強しておかなかったンダー とか最近後悔しています)

グチ満載で良いトコなしのようですが、アプリケーションデザイナも使い方が解ってくると結構と優れモンです、割り込みに関してはクイックタイプと称して基本的に割り込みルーチンではフラグの判定が基本となっています、したがって割り込みから戻った時点でインタラプトフラグを調べてどこで起きた割り込みか調べる必要がありますし、普段は割り込みの中に書く処理も基本的にメインや別の関数を作って処理する必要があります、しかし趣味でしている電子工作にマイクロのPICで持っている割り込みを全て使う事もないでしょうしもしそうであればH8や他のチップが遥かに効率的です、せいぜい使う一つや二つの割り込みに難癖付ける事もないような気がします、何よりも面倒な設定はアプリデザイナがすべてお任せってのは非常に楽チンな発想です、結構と悪評判なソフトですが私はまあ気にいって使っています。

使っている途中で変なエラーが良く出ます、このときにタスクマネージャーを呼び出せる(まだ軽症か!)のでここで無理やり終了しています
同じ動作でもそうならない事もあります、とあるHPの談話によると おそらくパスカルで作ってある とかの記事を見た事があります
すこしづつですがなんとか慣れてきました、シュミレーションのLEDとかクロックジェネレータとかが使えて見てデバッグが出来るのがグッドです
もう少し慣れてくるとなんかソフトが書けそうです、しかしこれって時間を食べる化け物です、2-3時間なんてあっという間です、、、ブツブツながらも
使っております 2009/11/20